宮脇果樹園では「藤稔」という品種の葡萄を栽培しています。
藤稔(ふじみのり)は「井川682号」と「ピオーネ」のを交雑させ生まれた実生から選抜育成された大粒の黒色ぶどうです。
藤稔の最大の特徴は粒の大きさです。最大でピンポン玉ほどの大きさもあり、通常サイズでも1粒500円玉ほどの直径があります。とても甘く糖度の高い藤稔は黒色が強い方がより甘いといわれています。
収穫時期:8月〜9月
藤稔を収穫する際は、手で房を優しく持ち上げるようにして軸を切ります。粒についている果粉と呼ばれる白い粉が取れてしまわないように注意して丁寧に収穫します。この果粉は鮮度の証であり、美味しく甘い葡萄の証でもあります。
葡萄は食べる前に水洗いします。藤稔は皮が厚めなので、果肉だけを食べるのが一般的です。皮を剥くときは軸側の穴からではなく、反対側に浅く十字に切り込みを入れて剥くと簡単に剥けます。
そのまま食べても美味しい藤稔ですが、粒の大きさを生かしてケーキやパフェなどのトッピングに使ってもいいと思います。また、冷凍してシャーベットにすると暑い日でもさっぱり美味しく食べることができます。